2016年の大輪朝顔栽培の記録を始めます。2015年の分は記録せずすみませんでした(汗)。


2016/05/10 播種計画

05/18(水) 青葉つる作り用種子の播種
05/25(水) 切り込み孫づる仕立て用種子の播種
06/01(水) 切り込み子づる仕立て用種子の播種

私の場合は播種から3〜4日後が小鉢上げ適期となり、水曜日に播種すると休日に落ち着いて小鉢上げが出来ます。
播種の前には火曜日の夜から芽きり済みの種子を水に浸けておきます。(この作業は、する人としない人がいますが、私はする派です)

今年の展示会は07/31(日)〜08/07(日)で、例年では最も遅い日程なので、播種も遅めにします。

この期間に開花させるためには播種の時期が重要で、慎重に決める必要があります。
昨年は開花が早すぎて失敗したので、その結果を踏まえて逆算して播種すれば良さそうなものですが、
昨年と違う条件(土や元肥の量など)で栽培したいので、その効果による生長の速さを読んだ上で、
散々悩んだ末に播種日を決めました。

(初っ端から、弱気な私なのでした。。。)


2016/05/22 播種1回目と小鉢上げ

(画像クリックすると拡大画像で見られます)

05/18(水) 青葉つる作り用と切り込み孫づる作り用(一部)の播種

05/21(土) 播種3日後
 
 画像左:発芽は順調。小鉢上げは翌日。
 画像中:昨年の染め分け(紫紺)の種の1つ。軸の半周分も縦筋が付いたのは初めて見た。
 画像右:小鉢用土の配合。左から順に
     バーミキュライト1.5L+馬糞堆肥0.5L+バーク堆肥1.5L+軽石小粒1.5L

05/22(日) 播種4日後
 
 画像左:小鉢上げ可能。左下の青葉は緑が薄いため(白子苗)、小鉢上げせず廃棄。
 画像中:青葉つる作り用小鉢上げ後
 画像右:切り込み孫づる仕立て用小鉢上げ後


2016/06/04 小鉢の様子など

05/25(水) 切り込み作り用の播種2回目

05/29(日) 播種4日後
 
 またも発芽が好調。ほとんど小鉢上げしました。

06/01(水) 切り込み作り用の播種3回目

06/04(土) 播種3日後と小鉢たち
 
 画像 左から順に
 1枚目:播種表土が全く動かず。これは発芽しないかも。
 2枚目:青葉 5/18播種
 3枚目:黄葉 5/18播種(左上側) と 5/25播種(右下側)
  青葉も黄葉も元肥無し、まだ液肥を与えてません。
  切り込み作りでは草姿の点で、葉柄の長さは葉の中央が鉢縁に乗る位が丁度良いのですが、
  例年私の鉢は、葉柄が長くなって葉が鉢こぼれ(鉢の外)になる傾向があったので、
  今年はこれを防ぐ対策の1つで、施肥を極力抑えてみます。この先どうなることやら。
  ただ品種により草勢の違い(強勢/弱勢)があるので、一律同じ事をやっても同じ結果にはならない点も注意。
  なお、つる作りの場合は、葉柄の長さはほとんど関係ありません。
 4枚目:縦筋半周の苗 咲き分け/染め分けを咲かせられると良いのですが。
 
 他の方への配布用小鉢。
 
 品種選定が渋め、と、ある方から褒められました(笑)


2016/06/12 小鉢の様子など

06/01(水) 切り込み作り用の播種3回目

06/04(土) 普通なら播種後3日もすれば土が盛り上がってくるが、変化が無かった。
 発芽失敗と思い、別の種を播種する準備をした(芽切りと吸水開始)。

06/05(日) 発芽失敗と思っていた種が、ようやく発芽してきた。
 播種後の気温が少し低かったせいか発芽が遅れただけの模様。
 前日準備をした種はせっかくなので、切り込み作り用の播種3.5回目として実施。
 なお、小鉢上げした苗のうち、最終的に本鉢に定植するのは半分位です。

06/06(月) 播種5日後
 
 全部小鉢上げ。

06/09(木) 播種4日後
06/10(金) 播種5日後
 
 全部小鉢上げ。

06/12(日) 小鉢たち
 
 画像 左から順に
 1枚目:青葉 5/18播種 本葉4〜5枚
 2枚目:黄葉 5/18播種 本葉4枚
 3枚目:黄葉 5/25播種(右側) 6/1播種(左上) 6/5播種(左下)
  液肥は、本葉2枚目展開後から、1500〜1200倍を週1回ペースで与えてます。
  施肥が極端に少ない栽培を継続中です。

 
 節間隔がそこそこ詰まっていて、徒長は無いです。
 画像では、双葉〜本葉2枚目までの脇芽を軽く整理してあります。
 実際は、脇芽のうち大きくなった葉だけを、アートナイフを使って慎重に切り取り、
 芯芽の部分はあえて残します。これは将来の採種に備えて、残した芯芽を伸ばしてつるにするためです。
 整理のタイミングは、私はあまりこだわっておらず、水やりに邪魔になってきたら整理する感じです。

 
 中鉢本鉢用土の配合。バーミキュライト4.0L+バーク堆肥3.0L+馬糞堆肥1.0L
 後から移植直前に、軽石2割を加えて配合します。
 中鉢には軽石小粒、本鉢には軽石中粒と、別々の軽石を使うためです。
 なお中鉢については後日説明します。


2016/06/19 移植開始

青葉5/18播種分は双葉は枯れ落ちずに持ちこたえてますが、
黄葉5/18播種分は双葉がほとんど枯れ落ちました。
これは、1日に早朝1回しか水やりしてない事、黄葉は青葉より小鉢が1回り小さい事、
そして、施肥が極端に少ない影響もあったかなと思います。
双葉落ちは毎年よくある事なので、あまり気にしてません。

06/18(土) 根の状態

根の状態の画像
 左:青葉 5/18播種 本葉7枚
 右:黄葉 5/18播種 本葉6枚
  根がまあまあ張っていて移植可能な状態。私の栽培環境は比較的生長が速い方かもしれません。
  今後の栽培ペースを考えると、移植は1週間後が丁度良いと思っているのですが、
  移植をそこまで引き延ばすと根が回りすぎて根詰まりを起こして、
  苗に生育障害が出る可能性があるので、ここら辺で移植しておくのが無難と判断しました。

 
移植後の画像
 左:らせん作り本鉢 丹波7号鉢にらせん針金用支柱を立てて本植。
  本鉢用土 バーミキュライト2:堆肥2:軽石中粒1
  私は毎年らせん作り用本鉢内の土の量を少な目に入れてますが、
  鉢の持ち運びの際に鉢縁で持ちやすくするためです。
 右:切り込み作り中鉢 ビニールポット10.5cmに移植。
  中鉢用土 バーミキュライト2:堆肥2:軽石小粒1
  中鉢採用の理由は、小鉢の数の約半分だけ本鉢に上げる計画なので、
  展示会期間中に開花しそうな苗を選別して、展示会の1週間くらい前に本鉢定植するので、
  それまでの期間を中鉢で栽培します。
  切り込み用小鉢は全部中鉢に移植する予定です。
  画像では切り込み用本鉢(香炉鉢5.5号)の中に中鉢を入れてますが、
  これは中鉢と本鉢の大きさの比較のために入れました。

 
小鉢の画像
 左:黄葉 5/25播種
 右:黄葉 下が6/1播種、上が6/5播種。
  6月播種分は、実は元肥を配合してます。
  6/1播種分は、土1LあたりマグアンプK中粒(6-40-6)を8g、
  6/5播種分は、土1Lあたりバイオゴールドクラシック元肥(2-8-4)を10g。
  分量は、各元肥のパッケージに記載の、草花の標準量とされる量を入れてます。
  6/1播種分は葉がやや大きいですが、元肥の窒素成分がやや多いためでしょうか。


2016/06/20 書き忘れた事2点

<1>
今回は、初めての短日処理をしてみます。
6/25(土)16時〜6/26(日)8時までの16時間、鉢を大き目の段ボール箱に入れ、
段ボールの隙間を黒いテープで止めて、わずかな光も入らないようにします。
対象の鉢は、切り込み作り子づる仕立て用の6月播種の鉢のみです。
ちょっとした実験ですが、実際の様子は、また後日報告します。

<2>
今回、つる作りの方でも施肥を少なくする栽培をする理由は、
ここ数年、蕾が付いて欲しい7月中旬に蕾が飛ぶ(蕾が付かなくなる)現象に悩まされてますが、
力強い木づくりや蕾付き強化のための、6月後半〜7月前半にかけての濃い施肥(半ば常識とされていた)が
かえって逆効果になって蕾飛びを誘発しているのでは、と推測したためです。
昔のあさがお会は、小鉢時代に無肥料で栽培してた事もあったと聞きます。
温故知新?も、良いのかもしれません。


栽培2016年その2へ


戻る